化粧品づくりの現場・匠の技術者紹介

化粧品づくりの現場や妥協のない匠たちの紹介です

八巻 工場長
<プロフィール>
東北大学出身。柔軟でありながらも、安全・安心・安定なものづくりで皮膚科ドクターの信頼も厚い。
Q.化粧品製造に興味を持ったきっかけは?
大学時代は環境問題の解決を通して社会全体に貢献できる仕事をしたいと思っていましたが、化粧品=生活必需品とも言える身近な商品を通して社会に貢献できることに魅力を感じ現在の仕事を選びました。

<化粧品に対する想い>
化粧品で肌を美しく健康に保つことができ、気持ちが前向きになることでその人の行動や人生を変える可能性があると思います。より良い化粧品を作ることが社会全体に影響を与えることにつながると信じて日々の研究、製造に取り組んでいます。

横塚恵里子
<プロフィール>
入社当初はパート勤務で1から製造スキルを身につけ、現在16年目を迎える。
スピーディーかつ正確なモノづくりを行い、社内では神の手と呼ばれている。
Q.化粧品作りをするきっかけは?
モノづくりに興味があったので、化粧品製造の仕事をはじめました。
単純な作業の中にも技術や集中力が必要です。丁寧に仕上げた分、商品が完成していくとやりがいを感じます。

<化粧品づくりに対する想い>
私たちが作った化粧品で一人でも多くの方が笑顔になってもらえるように、真心込めて日々製造しています。

 

化粧品づくりのこだわり
安全・安心・安定にこだわった化粧品づくり

安全・・・人の肌に触れるものなので、商品の安全性には最大限の注意を払って製造しています。
安心・・・使用感の良い商品、お客様の要望に応え、安心していただける製品を作ります。
安定・・・常に同じ品質の安定した商品を作り、納期厳守の安定供給を行います。

 

●原料 仕入、管理

化粧品原料仕入れ

生産計画にそって原料を発注します。入荷した原料は不良がないか性状を確認し、保管庫で適切に管理します。

<ポイント>
市場の動向にも注意を払って、欠品の出ないように生産管理を行っています。

●研究・試作

化粧品研究試作

お客様のイメージする化粧品を実現するために事前のヒアリングを十分に行って、処方を検討します。試作を繰り返して理想の商品に近づけていきます。
商品開発では中身と容器の相性も検討します。商品の安定性を確認するために40℃、50℃、低温の恒温槽に保管して、経時変化を確認する試験も行います。

<ポイント>
お客様の微妙なニュアンスを読み取って形にするところが難しいですが、納得いく商品が完成したときにやりがいを感じます。

●バルク製造

バルク製造

乳化釜という専用の装置を使って原料を混合、撹拌します。
ロットごとにブレが出ないように毎回同じ品質の商品を作ることが重要です。決められた手順、配合量を守り、同じ条件となるように製造します。季節によって室温や水温が変わるので、それによる影響が出ないように調整を加えるところが難しいです。

<ポイント>
途中の小さな変化を見逃すと完成したときに大きな違いとなる可能性もあるため、五感を研ぎ澄まして目を離さずに見守ります。特に高価な原料を使用するときはやり直しがきかないので緊張します。

●品質管理

化粧品品質管理

出来上がったバルクが規格通りに作られているか、菌や異物が混入していないか品質の検査を行います。検査に合格したバルクを使って製品化し、さらに出荷前にも検査を行います。

<ポイント>
比重や粘度など測定できる項目以外にも使用感、香り、色など数値では測れない項目も実際に触って評価しています。

●製品化

製品化ラベル貼り

何種類もの製品を充填、製品化するので、常に工夫と改善を行っております。一品一品手作業でラベルを貼り、ズレや異物混入がないかを確認します。

<ポイント>
シュリンク包装や、箱詰め作業まで心をこめて丁寧に作業し、常にお客様目線に立ち、妥協のないものづくりを続けています。